いつの間にか恐るべき進化を遂げていたモノ

37 :オーバーテクナナシー :03/12/24(水) 03:33 ID:hd8B1sQq
知られてないって意味では化学分野だろうな
天然ガスからガソリンができてしまう転換技術
プラスチックが電気を通してしまう導電樹脂
なんでもかんでも分解して再利用しちゃう超臨界水
石油精製も様々な触媒技術で無理矢理付加価値の高いガソリンだけを
多く作ったりする、技術のない中東諸国では産油国のくせに
ガソリンの質が非常に悪かったり未利用の成分が多い、石油は技術だ。
磁歪素子なんて知られてないだろうな、磁気によって伸び縮みする
材料だ、圧電とちゃうで。タンタルコンデンサも凄い、電解液なんか
なくても大容量のCを得られる、コレが無ければ携帯電話はあんなに
小さくできるわけはなかった。電解コンデンサやトランスはもはや
安物用デバイスと化した、最近ではモデムにトランスは入ってないのだ。
光触媒もすごい、冶金分野もまだ伸びる、直接還元方による製鉄で
純度の高い鉄を得られると非常に可能性が大きい、鉄は純度を上げる
と特性がものすごく制御できるようになるのだ、チタンの製造コストを
大きく下げるまったく新しい精錬方法も考えられている、チタンを
遠慮なく使えたらどれほど応用分野があるか計り知れない。
火力発電も地味に進化し、今ではガスタービン+蒸気タービンの
2段サイクルは当たり前だ、高温高圧の燃焼ガスでタービンを回した
後の燃焼ガスで蒸気を発生させてそれで蒸気タービンを回してる、
これは素材技術でできるようになったことだ。結局のところ、
派手なCGだのITだのはどうでもいい技術だと漏れは思っている、
非物理的な情報技術なんぞ早晩やれることをやり尽くして終わりだ。
本質的なブレークスルーは結局の所は素材と、物理的、化学的、エネルギー的な
効率と性能の向上によってもたらされるのだ、蒸気機関による産業
革命というのは、結局のところ、冶金と旋盤などによって鉄を精度よく
切った部品を手に出来たことに始まっているわけだ、
チマチマした応用製品や規格化や情報の切った張ったばっか考えてちゃ
未来は明るくならない。